今回は、このような疑問をお持ちの方に向けて記事を書いています。
- 悪質なファクタリング会社はある?
- ヤミ金業者がファクタリングを行っているケースはある?
- 給与ファクタリングって大丈夫?
- 違法なファクタリング会社の被害に合ったらどうすればいい?
もし、これらの疑問をお持ちの方は、当記事を最後までお読みください。
因みに、結論だけ先に言っておくと、悪質なファクタリング会社は存在します。
というか、ファクタリングを装った”ヤミ金業者”による悪質な融資が多いです。
また、実際にファクタリングを行っていても、相場よりもかなり高い手数料で売掛金の買取を行う業者にも注意が必要です。
悪徳なファクタリング会社はある?
残念ながら、悪質なファクタリング会社は存在します。
例えば、売掛金の買取金額と比べて、実際に受け取れる金額が著しく少ない場合には要注意です。
ファクタリング会社が売掛金の買取を行う場合には、必ず買取手数料が発生します。
ですが、このような場合、ファクタリング利用者の足元を見て、相場よりもかなり高い手数料で買取を行っている可能性があります。
買取手数料の高すぎるファクタリングを利用すると、逆に資金繰りが悪化することにもなりかねないので、注意が必要です。
もし、契約書の段階で相場と比べてもかなり高い手数料を設定されている場合には、契約せずに他のファクタリング会社を探しましょう。

また、ファクタリングを装った”貸し付け“を行っている違法業者も報告されています。
さらに、近年では”給与ファクタリング“という言葉も耳にするようになりました。
この給与ファクタリングに関しては、ヤミ金業者が行っている場合が多いので注意が必要です。
ファクタリング会社の中にヤミ金業者はいる!
残念ながら、ヤミ金業者はいます。
ヤミ金業者とは、“貸金業登録を行わずに違法な貸し付け(融資)を行う業者“のことを指します。
このようなヤミ金業者は、ファクタリング会社を装っておいて、実際には高い利子での貸し付けを行っています。
例えば、実際には売掛金の買取行わず、売掛金を担保にした融資を行うケースがあります。
ファクタリングとは、あくまで”売掛金を売却して現金化を行う仕組み“であって、担保ではありません。
その辺の見極めがとても大切です。
因みに、以下のサイトではヤミ金業者を検索することができます。
利用する前に、一度チェックしてみましょう。
https://www.j-fsa.or.jp/personal/bad_contractor/search/
“ファクタリングという触れ込みで申込みを行ったが、契約書に「債権譲渡契約(売買契約)」ということが明記されていない!”
という場合には注意してください。
契約書をしっかりとチェックして、上記の旨が定められていなければ、契約しないようにしましょう。
特に、コロナ禍で売り上げの落ちた事業者や、収入の減った個人事業主が対象になりやすいです。
安易に契約せずに、しっかりと調べた上で、安全なファクタリング会社を利用するようにしましょう。
給与ファクタリングの利用は避けるべき!ヤミ金業者に注意!
給与ファクタリングとは、個人が給与を売却して現金を得る方法です。
つまり、勤務先に対して持っている賃金債権を一定の手数料を差し引かれて売却し、後日、給与が支払われたら、その金銭をファクタリング会社に引き渡すというものです。
給与ファクタリングは貸金業に該当し、貸金業登録を行う必要があります。
もちろん、貸金業登録を行った上で給与ファクタリングを行うのであれば違法ではないです。
ですが、貸金業登録行っていない、いわゆる”ヤミ金業者”と呼ばれる違法業者が給与ファクタリングを行っているケースが多いです。
安全な給与ファクタリングであれば問題ないですが、個人が見分けるのは大変だと思います。
なので、基本的に給与ファクタリングの利用は避けるべきでしょう。
避けるべきファクタリングの6つのポイント
手数料や保証人を要求される
給与ファクタリングを行っている
審査なしと謡っている
買取手数料が高すぎる
買取手数料とは別に、高額な利用手数料や審査手数料を請求された
ノンリコースではない(ウィズリコースになっている)
ノンリコースとは、”償還請求権のない“という意味で、返済義務のない契約となります。
つまり、ファクタリング会社による売掛金の買取が完了した後に売掛先が倒産しても、ファクタリング利用者に売掛金を返済する義務がありません。
もちろん、倒産以外でも何かしらの理由で売掛金の回収が不可能になったとしても、ファクタリング会社が損害を受けることになります。
最近では、ほとんどファクタリング会社が、償還請求権のないノンリコースの契約を設定しています。
ですが、中には売掛金の回収を行えなかったときに、その責任をファクタリング利用者に負わせる会社もあります。
“償還請求権あり“の場合には、ウィズリコースとも言います。
ファクタリング会社も、審査の際に売掛先の倒産リスクなどを審査します。
ですが、それでも倒産することもありますし、未回収リスクもあります。
もし、ノンリコースの契約になっていない(ウィズリコース契約の)場合には、そのファクタリング会社の利用は避けた方が良いです。
手数料や保証人を要求される
ファクタリングは”売掛金の売買契約“であり、貸し付け(融資)ではありません。
その為、融資や保証人は必要のないサービスです。
にもかかわらず担保や保証人を要求してくるというのは、かなり怪しいです。
ファクタリングを装った違法な貸し付け(融資)を行っている業者の可能性もあります。
担保や保証人を要求された場合には、契約せずに他のファクタリング会社を探しましょう。
給与ファクタリングを行っている
給与ファクタリングについては、上記でも説明した通りです。
貸金業登録を行っていないヤミ金業者が行っていることが多く、基本的に避けた方が良いです。
例えば、生活費が足りなくなってどうしてもお金が必要になった場合には、まずは身内や友人に頭を下げてお金を借りた方が良いです。
審査なしと謡っている
例えば、GMOフリーランスファクタリングのように、請求書のみで審査が可能という、比較的簡単に審査を申し込める業者はたくさんあります。
もちろん、GMOフリーランスファクタリングは違法業者ではなく、フリーランス向けのまっとうなファクタリングサービスです。
このように、比較的簡単に”審査を申し込める“ファクタリング会社はそこそこあります。
ですが、”審査自体がすごく簡単“という場合や、そもそも”審査不要“という場合は、かなり危険です。
ファクタリングを装って利用者を誘導するヤミ金業者という可能もあります。
ファクタリングでは、例えば売掛先や利用者、売掛金の内容をチェックして審査を行っています。
審査自体を行っていないファクタリング会社はまずないので、注意してください。

買取手数料が高すぎる
買取手数料が相場よりも高すぎるファクタリング会社の利用も避けましょう。
ヤミ金業者ではなくても、利用者の足元を見て法外な買取手数料を要求してくるファクタリング会社もたくさんあります。
買取手数料の相場は、こちらをチェックしてください。

また、最近では手数料が安いファクタリング会社もたくさんあります。
手数料の安いファクタリング会社(ファクタリングサービス)については以下のページでもまとめています。
気になる方は、一度チェックしてみてください。

買取手数料とは別に、高額な利用手数料や審査手数料を請求された
買取手数料以外にも、事務手数料や利用手数料、審査手数料という名目で、手数料が掛かることはあります。
それ自体は問題ありませんが、一般的に数千円程度です。
事務手数料などで何万円・何十万円も取られる場合には、注意してください。

結局、悪質な被害に合わないようにするにはどうすればいい?
悪質な被害に合わないようにするには、まず上記で説明したようなポイントをチェックしてみてください。
ですが、結局のところ、安全なファクタリング会社を選ぶことが重要です。
取り合えず、当記事でも安全なファクタリング会社を3社紹介しておきます。
そちらも、ぜひチェックしてみてください。
また、おすすめのファクタリング会社も15社紹介しています。
ファクタリング会社をお探しの方、チェックしてみましょう。

違法なファクタリング会社の被害に合ったらどうすればいい?
もし、違法な手口のファクタリングの被害に合った場合には、弁護士に相談しましょう。
ヤミ金対応やファクタリング被害に強い弁護士事務所もあるので、そういった事務所に相談するのがおすすめです。
因みに、こちらの「弁護士法人イストワール法律事務所」もおすすめです。
イストワールはヤミ金対応に特化した法律事務所で、ヤミ金対応の経験が豊富なスタッフが滞在しています。
悪質なヤミ金業者への対応も可能で、もちろん、悪質なファクタリング被害にも対応しているで、ぜひ一度問い合わせてみてください。