今回は、ファクタリングの審査について説明します。
このような方は、ぜひ当記事を最後までお読みください。
- ファクタリングの審査は厳しい?
- ファクタリングの審査では何をチェックするの?
- ファクタリングの審査に通るためのポイントを知りたい?
ファクタリング会社の審査に通るためのポイントについてもまとめています。
確実に審査に通過して資金調達を行いたい方は、当記事を最後までお読みください。
ファクタリングの審査は厳しい?
ファクタリングは、利用する事業者側に赤字決済が続いていたり、信用情報にトラブルを抱えていても、基本的に利用することができます。
というのも、主な審査対象が売掛先になるので、利用者自身が問題を抱えていても利用できる場合が多いです。
“売掛先に倒産リスクが無い“、かつ”売掛金を支払える“と判断されれば、基本的には審査に通ることが多いです。
その為、ファクタリングでの審査は、“金融機関による融資の審査“と比べると厳しくないと考えてください。
実際、審査通過率が”90%以上”というファクタリング会社も多く、ファクタリングは角度の高い資金調達手段となっています。
因みに、どこのファクタリング会社でも、必ず審査は実施されます。
もし、“審査なし“と謡っている業者の場合には、危険なので絶対に利用しないようにしましょう。
ファクタリングの審査内容について
ファクタリングの審査基準は、ファクタリング会社によって異なります。
どの項目を審査するのかも、ファクタリング会社によって異なります。
ただし、一般的には以下の内容が審査対象になることが多いです。
- 売掛先の信用度・経営状況
- 売掛先との継続した取引があるか
- 支払い期日
- ファクタリング利用者の信用度
売掛先の信用度・経営状況
ファクタリング審査のメインとなるのは、やはり売掛先(売掛金の請求先)についてです。
売掛金の回収見込みが無ければ買取を行っても損害を被るだけなので、ファクタリング会社としては売掛先の信用度を最も重要視しています。
逆に言えば、売掛先に倒産リスクが無く、売掛金の支払い能力に問題がないと判断されれば、審査通過率はかなり高くなります。
ファクタリング会社によっては、売掛先の情報のみを審査している場合もあります。
売掛先との継続した取引があるか
売掛先との継続した取引があるかも、審査の際にチェックされることが多いです。
審査の際に、銀行口座の明細の提出を求められることがよくあります。
その場合には、売掛先から継続的に入金があるかをチェックし、継続した取引があるかを見極めています。
支払い期日
ファクタリングでは、売掛金の支払い期日が審査対象になることもあります。
支払い期日が何か月も先になっていると、ファクタリング会社自身も回収リスクを考えます。
その為、審査に落ちる可能性も高くなってきます。
また、支払い期日が長いと、審査に通っても査定内容に影響する可能性もあります。
例えば、買取手数料が高くなったり、買取額が希望よりも少なくなくなることもあります。
一般的には、”2ヶ月以内“だと審査に通りやすくなり、査定内容も緩くなります。
ファクタリング利用者の信用度
ファクタリングを利用する事業者自身の信用度を審査するファクタリング会社もあります。
特に、利用者が個人事業主の場合には審査が厳しくなる傾向にあります。
売掛金の買取を行った後に、買取金をそのまま持ち逃げされても困りますからね。
また、事業者の税金や社会保険の滞納状況をチェックされる場合もあります。
税金や社会保険の滞納状況があまりにも深刻だと、売掛金を差し押さえられてしまう可能性もあります。
その為、ファクタリング会社も滞納状況次第では慎重にならざるおえません。
ファクタリングの審査に通るための6つのポイント
ファクタリングの審査に通るためのポイントは6つです。
- 売掛先が大手企業、公的機関
- 支払い期日が2ヶ月以内
- 税金や社会保険の滞納が無い
- 会社を設立して数年たっている・事業実績がある
- 適切な買取希望額にする
- 3社間ファクタリングを利用する
それぞれのポイントについて詳しくチェックしていきましょう。
売掛先が大手企業、公的機関
当然ですが、売掛先の信用度が高いほど審査に通りやすくなります。
上場企業や、上場していなくても知名度の高い企業、あと、公的機関だとかなり審査は通りやすくなります。
逆に、売掛先が設立後間もない企業だと審査に影響します。
また、個人事業主が売掛先だと審査すらして貰えないファクタリング会社もあります。
要は、社会的に信用度の高い取引先の売掛金を利用するのがポイントです!
支払い期日が2ヶ月以内
支払い期日が2ヶ月以内だと、審査に通りやすくなります。
複数の売掛金を保有している場合には、支払い期日の短い売掛金の買取を依頼するのも審査に通るポイントになります。
税金や社会保険の滞納が無い
ファクタリング利用者の税金や社会保険の滞納が無ければ、売掛金の差し押さえリスクも低くなります。
その為、審査に通りやすくなります。
会社を設立して数年たっている・事業実績がある
設立して間もない法人だと、不安視されることも多いです。
当然、会社設立後数年たっている法人の方が審査に通りやすいです。
また、ファクタリング会社によっては、明確に”設立後○○年以上”と打ち出しているところは少ないですが、事業実績を確認されることはあります。
例えば、銀行口座の明細をチェックして、売掛金の入金回数や入金額をチェックして事業実績を見ています。
その為、設立間もない法人の場合には、ある程度の実績を作ってからファクタリングの利用を検討するのもおすすめです。
適切な買取希望額にする
買取希望額が、売り上げ規模と比べてあまりにも大きすぎると、怪しまれることがあります。
具体的に、”売り上げ規模の○○%以下にしましょう”、といった基準はないです。
ですが、希望額を上げすぎないのも審査に通るためのポイントになります。
もしくは、最初は小口の買取での利用から開始して、ファクタリング会社の信頼関係を築いてから大口の買取を依頼してみるのいいかもですね。
信頼関係って、ファクタリング業界に限らずですが、大事ですからね!
3社間ファクタリングを利用する
売掛先との信頼関係を築けている場合には、”3社間ファクタリング“を利用するのもポイントです。
売掛先を含めた3社間での契約になるので、ファクタリングの信用度もかなり高くなります。
その為、買取手数料も大幅に下げることもできます。
3社間ファクタリングについて詳しく知りたい方は、以下のページをチェックしてみてください。

審査に落ちてしまったら?審査通過率の高いファクタリング会社はどこ?
もし、審査に落ちてしまっても、決して落ち込まないでください。
というのも、審査基準や審査内容はファクタリング会社によって異なります。
その為、”A社ではダメでもB社の審査には通過した“という方もいます。
もし、審査に落ちてしまっても、別のファクタリング会社に買取の申請を行ってみるのもポイントです。
また、ホームページをチェックして、審査通過率の高いファクタリング会社に申込みを行うのポイントです。
例えば、以下の8社は審査通過率も高くておすすめです。
■エスコム ・・・ 90%以上
■テラス(Terasu) ・・・ 94%
■アクティブサポート ・・・ 90%以上
■MSFJファクタリング ・・・ 90%
■ネクストワン ・・・ 96%
■ファクタリングZERO ・・・ 96%
■ベストファクター ・・・ 92.25%
■ビートレーディング ・・・ 92.25%
※審査達成率は、2023.04.12時点でホームページ上に公開されている情報です。
まとめ
今回は、ファクタリングの審査についてまとめてみました。
ファクタリングの審査に通る一番のポイントは、やはり”売掛先の信用度“です。
信用度の高い企業や公的機関だと売掛金の回収リスクも低くなるので、審査には通りやすいです。
他にも、”継続した売掛金の発生“や”売掛金の支払い期日“もチェック対象になります。
また、”ファクタリング利用者自身の信用度“を審査されることもあります。
残念なが架空債権でファクタリング会社を騙そうとする事業者もあるので、利用者自身が信用できるかもチェックされることは多いです。
今回、審査に通るためのポイントもまとめています。
確実に審査に通過して資金調達を行いたい方は、ぜひチェックしてみてください!