今回は、ファクタリングを利用する際に必要な買取手数料について紹介します。
買取手数料は、どこのファクタリング会社でも必ず請求されることになり、この手数料が”ファクタリング会社の収入”にもなります。
また、買取手数料以外に掛かる費用についてもまとめてみました。
こちらはファクタリング会社の収入ではなくて、例えば印紙代や必要経費となる費用です。
ファクタリングを利用する際に掛かる費用について全てまとめているので、興味のある方は最後までお読みいただけると幸いです!
買取手数料の相場について
買取時の手数料は、主に以下の条件によって決まります。
- 売掛先の信用度
- 利用者の信用度
- 売掛金の支払い日
- 買取金額 ※買取金額が高いほど手数料も安くなる傾向あり
ファクタリング会社によっても審査の基準は異なります。
また、審査対象が”売掛先の信用度のみ“というファクタリングサービスもあるので、あくまで参考程度にしてください。
ですが、一応上記のような条件も買取手数料に影響する可能性があるので、その点も抑えておきましょう。
それで、買取手数料の相場は以下になっています。
2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング | |
---|---|---|
手数料の相場 | 10~30% | 2~20% |
この相場を大きく超える買取手数料を請求された場合には、他社ファクタリング会社を利用しましょう!
中には足元を見てくる悪徳業者も存在はしているので、安全なファクタリング会社を利用することが大切です。
さらに、買取手数料は、”2社間ファクタリング“か”3社間ファクタリング“かによっても大きく異なります。
3社間ファクタリングでは、ファクタリング利用者とファクタリング会社に加えて、売掛先も含めた3社での契約・取引になります。
3社間ファクタリングの場合、ファクタリング会社は、売掛金の存在を売掛先に直接確認することができます。
それにより、2社間での取引よりも信用度が高くなります。
その為、3社間ファクタリングでは手数料も低く設定される傾向があります。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いについては、以下のページにまとめています。
お時間のある方は、そちらもチェックしてみましょう。

因みに、今回まとめた買取手数料はあくまで相場です。
実際には”0.5%~“や”1%~“というファクタリングサービスもあります。
手数料の安いおすすめのファクタリング会社もまとめているので、そちらもチェックしてみてください。
>> 手数料の安いおすすめのファクタリング会社
手数料以外に掛かる費用
ファクタリングサービスを利用する場合には、買取手数料以外の費用が掛かることもあります。
買取手数料以外は不要となっているファクタリング会社も多いですが、ホームページや契約書などをしっかりとチェックしてしっかりと把握しておくようにしましょう。
因みに、買取手数料以外に掛かる費用としては、以下のようなものがあります。
事務手数料 | 数千円程度 |
---|---|
印紙代 | 200円~20万円 ※売掛金5万円未満は非課税 |
債権譲渡登記費用 | 登録免許税に7,500円 司法書士への依頼料として5~10万円 |
郵送代 | 数百円~ |
出張費 | 交通費など |
ファクタリング会社によって請求される費用は異なりますが、上記のような費用が買取手数料以外に掛かることもあります。
ただし、これらの費用はファクタリング会社が負担してくれる場合もあります。
例えば、”買取手数料以外は不要”などとなっている場合もあるので、”審査後に提示される契約条件“や”ホームページ“をしっかりとチェックするようにしましょう。
買取手数料以外が掛からないファクタリング会社も多いので、コストを抑えたい方は事前にしっかりとチェックしておきましょう。
事務手数料
事務処理や書類作成のための費用として数千円程度(~5,000円)を請求される場合もあります。
ただし、実際には事務手数料を請求するファクタリング会社はほとんどないです。
事務手数料を無料にしておいて、買取手数料のみ請求する会社が多いです。
もし、事務手数料が掛かる場合にはホームページなどにも記載されているはずなので、チェックするようにしましょう。
印紙代
売掛債権の譲渡契約を行う際には”印紙代“が掛かります。
売掛金の買取額によって金額が異なりますが、“200円~20万円“になります。
ただし、印紙代が20万円となるのは”10億円以上“の買取額になる場合です。
億を超える大口の取引にならない限りは、債権譲渡にかかる印紙税は大きくはなりません。
また、売掛金が5万円未満の場合は非課税となり、印紙代は掛かりません。
と言っても、売掛金5万円以下のケースはほとんどないとは思いますが。
債権譲渡登記費用
主に2社間ファクタリングの場合には、二重譲渡などのリスクを避けるために債権譲渡登記を求められることがあります。
この債権譲渡登記を行う場合には、登録免許税として”印紙代7,500円“が必要になります。
さらに、司法書士の先生へ依頼することになるので、”数万円程度(5~10万円くらい?)“が掛かります。
ただし、債権譲渡登記は必須ではありません。
債権譲渡登記を原則不要としているファクタリング会社もあります。
また、ファクタリング会社が債権譲渡登記”必須“としていても、登記無しでの対応に応じてくれる場合もあります。
一度、ファクタリング会社の担当者の方に相談してみましょう。
郵送代
最近では、オンライン上で書類のやり取りや、契約を行えるようになっているファクタリング会社が増えています。
ですが、多くのファクタリング会社では、郵送での書類送付も受付けています。
その際に掛かる送料も自己負担となることがあります。
ただ、郵送費用もファクタリング会社で負担してくれるケースは多いです。
出張費用
面談や契約を対面で行う場合もあります。
その場合、ファクタリング会社の担当者が利用者の事務所を訪れて対応してくれることもあります。
その際、特に遠方への出張となると交通費などを請求されることもあります。
ただし、出張費用不要となっているファクタリング会社も多いです。
地方在住者でも利用しやすいように、出張費無料で対応してくれているのだと思います。
もし、出張費が掛かる場合には、オンライン対応可能なファクタリング会社を利用するのもおすすめです。
Zoom面談やオンライン契約に対応しているファクタリング会社もたくさんあります。
買取手数料の安いおすすめのファクタリング会社
買取手数料の安いおすすめのファクタリング会社(ファクタリングサービス)も3社紹介します。
エスコムのファクタリングサービス
エスコムのファクタリングサービスでは、買取手数料が3社間ファクタリングで”1.5%~“、2社間ファクタリングで”7.4%~“となっています。
一般的な手数料の相場よりも安く、コストを抑えて利用することができます。
また、買取可能金額が30万円~1億円となっていて、小口から大口の取引まで対応可能となっています。
エスコムついて詳しくはこちらをチェックしてください。
>> エスコムのファクタリングサービスをチェック!メリットや手数料・審査についても調査!
ペイブリッジ
ペイブリッジでは、買取手数料が3社間ファクタリングで”0.5%~3.5%“、2社間ファクタリングで”3.5%~12.5%“となっています。
業界でも最安値級となっており、初めて利用される方にもおすすめのサービスとなっています。
ただし、ペイブリッジは広告業界・IT業界向けのファクタリングサービスとなっています。
他業界の方には、エスコムをおすすめします。
ペイブリッジついて詳しくはこちらをチェックしてください。
>> ペイブリッジについて調べてみた!メリットや手数料・審査についても調査!
ファクタリングZERO
西日本エリアの事業者におすすめなのがファクタリングZEROです。
福岡に拠点を置くスリートラストが運営するファクタリングサービスで、九州、中国、四国、近畿地方に特化したサービスになっています。
買取手数料は、“1.5~10%“とかなり安くなっています。
ファクタリングZEROもコストをかなり抑えて利用できるようになっています。
また、債権譲渡の登記も(原則)不要で、法人も個人事業主も利用しやすくなっています。
ファクタリングZEROついて詳しくはこちらをチェックしてください。
>> 西日本に特化!「ファクタリングZERO」の口コミ・手数料を調べてみた!
他にも買取手数料の安いファクタリング会社あり!
他にも買取手数料の安いファクタリング会社はあります。
探してみると、意外に多いです。
以下のページに買取手数料の安いファクタリング会社をまとめているの、そちらもチェックしてみましょう。
>> 手数料の安いファクタリング会社7選!0.5%~のファクタリングもあり!
まとめ!
今回は、ファクタリング利用時に必ず掛かる買取手数料について、相場を調べてみました。
あくまで相場ですが、2社間ファクタリングで”10~30%“、3社間ファクタリングで”2~20%“くらいを見ておく必要があります。
ただ、手数料は売掛先の信用度や買取金額などによっても大きく変わってきます。
また、相場よりも安い手数料で売掛金の買取を行ってくれるファクタリング会社もあります。
買取手数料の安いファクタリング会社については当記事にもまとめているのでチェックしてみてください。
さらに、買取手数料以外にも、事務手数料や印紙代、債権譲渡登記にかかる費用など、諸々の費用が掛かることもあります。
それらについても情報をまとめているので、チェックしてみてください。